『三千円の使いかた』
原田ひ香/著(中央公論新社)
今回紹介してくれたのは… 葛西図書館 杉田さん
〈おすすめコメント〉
お金とは、誰にとっても大切で絶対的に必要なものですね。
生きているだけでお金はかかるし、いくらあれば足りるのか不安だし、入ってこなければ減る一方だし…悩みは尽きないものです。
この本の登場人物である御厨家の人々の三千円の使い方はそれぞれ違います。
そのお金の使い方・貯め方は、皆さんのどなたかに当てはまるかもしれません。
御厨家の女性たちは前向きで聡明で、貯金術や財テク、節約についても読むだけでとても勉強になります。ラストの決断はまさに生きたお金の使い方であり、大切な人に幸せになってほしいという家族愛に、読み終えた後じんわりと温かい気持ちになりました。
三千円、皆さんはどのように使いますか?
