夜のまちを幻想的な万灯と纏が練り歩く
11月12日(水)、堀江フラワー通りにある説江山 正福寺で今年も「お会式(おえしき)」が行われ、提灯や万灯の幻想的な光が訪れた人たちの笑顔を照らした。
お会式は日蓮聖人の命日にあわせて行われる行事。この日も昼からお会式法要や法話が行われた。境内には多くの出店やキッチンカーが並び、夕方にはバンド「漁港」LIVEも開かれた。
日が暮れると、万灯の灯りが美しく輝き出す。寒くなってきた中、野菜や魚のアラがたっぷりの「ふるまいあら汁」が無料で振る舞われ、訪れた人の体と心を温めた。
「正福寺さんのお会式は、元町の恒例行事として定着し、皆さんの無病息災を願うもの。今日も元気よく万灯練供養を」と、内田悦嗣浦安市長があいさつ。そして夜6時、万灯練供養の列が出発した。勢いよく纏が振られ、地域の人たちが自宅の前や路地のあちこちで出迎えた。
途中、庚申堂付近でひと休み。そこでも手作りの「もつ煮」が振る舞われ、浦安囃子保存会が祭り囃子で盛り上げた。
後半は、茂原や流山などから参加の万灯も合流し、行列が一層華やかに。正福寺に戻った一同は「おむかえだいこ」で外部の万灯をもてなし、多くの人が見守る中、お会式は無事終了した。


