公開日: 2025年11月28日

泥だらけになってハスを探す

行徳新聞
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幸小2回目の収穫体験は豊作

11月3日(祝)、妙典小学校と幸小学校で、それぞれ春に植え付けたハスの収穫が行われた。
かつて妙典地区は一面ハス田だった。時代と共にハス農家が減少し、最後の1軒が栽培をやめたとき、その種を譲り受けてスタートしたのが「妙典小ハス田クラブ」。環境保全団体「三番瀬フォーラム」が中心となり、地元のハス農家だった篠田務さんらの協力を得て栽培が始まった。以来、毎年春の植え付けと秋の収穫を多くの親子が楽しみながら取り組んでいる。
昨年、妙典小から種を譲り受け、幸小にも「ハスっこクラブ」が誕生した。


泥の中からハスを掘り出す

午後から行われた幸小の収穫体験には約30人の親子が集まった。まず、ハスが見つけやすくなるようにハス田から水や泥を汲み出す作業。協力してバケツリレーをがんばった。
いよいよハス田に両手を入れてハス探しが始まる。見つけたら、折らないようにていねいに掘り出す。そして水洗い。木枯らしが吹く中、たくさんのハスが収穫できた。
クラブ事務局の安達宏之さんは「5月に種付けをし、夏にきれいな花が咲いて、今日収穫できた。また来年も5月に種付けします。行徳のハスはここ幸小と妙典小にしかないので、大事にしていこう」と呼び掛けた。
収穫を終えた子どもたちは「昨年食べたバター醤油炒めがおいしかった。苦手だったレンコンが好きになった」(小5男子)、「ハスの収穫はここでしかできない体験で、どろんこになって楽しかった。たくさん採れてうれしい」と笑顔で話した。
採れたてのハスでできた「バター醤油炒め」と「照り焼き」をみんなでおいしく食べて、今年の収穫を祝った。


収穫後水洗いしたハス

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