キラキラと優しく輝く、宝石のような作品を作り出す、りささん(市川市出身)。
美術学校時代、彼女は「何を作ればいいのか」「自分のやりがいはどこにあるのか」と悩み続けていました。それでも「一生、絵とともに生きていきたい」という思いは揺るぎませんでした。
転機になったのは、拾ってきたガラスのかけらや小さな金属片を使って制作した作品でした。
「つらい時は涙を流していいんだよ」作品から、そんなメッセージを受け取り、自分自身の内なる気持ちに気づいて驚きました。
人の意見に敏感で、悩みや涙を抱えてきた自分の心が解き放たれ、幼い頃、色とりどりのビーズやビー玉をきれいなお菓子の箱に集めては、大切に眺めていた記憶「自分が本当に好きなもの」が蘇ったといいます。その作品に「Crystal Tears」と名をつけ、今の活動の原点となりました。
「自分が本当に好きなものを形にし、それが誰かの小さな心の支えになってくれたら嬉しい」と話します。きらきらと輝く一粒一粒に、彼女の歩みと願いが込められています。
りささんの個展が9月5日(金)から23日(火)まで、ハーブティー専門店MINT BLUE(市川市東菅野1-2-13-102)で開催されています。
あなたの心に響く作品に出会えるかも。
10月には都内で初の単独個展を開催予定。ぜひ足を運んでみてください。
かわもと りさ(アーティスト)
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