公開日: 2025年9月15日

<ご近所さんの生活 第45話 武井 怜>エッセイ漫画 【毎週更新】

baychibainfo
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市川市で暮らす、パパ(父)と、おっか(母)と、ごはちゃん(猫)と、私(武井怜)の日常の、漫画と文章です。
ちょっと気になる「ご近所さんの生活」を、我が家のでよかったら、見てもらえたら嬉しいなと思います。

 

第45話
『巻きうんちの話』

ごはちゃんは、なんだかんだで、100歳近いです。だから最近は、歩いていても、よろけたりします。最近は、走ることも、あまりなかったのですが、この前の朝、私は、ごはちゃんが走っているところを見ました。ごはちゃんは、うんちをして、うんちが、お尻の穴から離れてくれないときに、うんちを振り落とすために、走ることがあります。だから私は、最近は走らない、ほぼ100歳のごはちゃんが走っているところを見て、これは、うんちを振り落としているんだな、と思いました。それで、ごはちゃんのトイレの前を見たら、やっぱり、床の上に、振り落とされたうんちがありました。私は、ごはちゃんが、うんちを振り落としたことがおもしろいから、そのとき、仕事で家にいなかった、おっかやパパや、いつも、ごはちゃんの話をしている友達に、ごはちゃんのうんちの写真を送って、話したくなりました。それに、そのときのごはちゃんのうんちは、漫画で見るような、巻きうんちのような形をしていました。たぶんごはちゃんは、うんちを、くるくると巻いて出したわけではなくて、ぼんぼんぼんと、丸めの小さなうんちを出して、そのうんちが連なって、最後に振り落としたときに、うんちのてっぺんが、ソフトクリームのてっぺんみたいに、とがったのだと思います。それが、巻きうんちに似ている形になったのだと思います。私は、ごはちゃんが、うんちを振り落としただけでも、おもしろいのに、そのうんちが、巻きうんちみたいだったから、さらにおもしろいなと思いました。だけど、うんちが写った写真だから、だれかに勝手に送ったら、嫌な気持ちになる人もいるかもしれないな、と思いました。だから私は、パパにもおっかにも、友達にも、ごはちゃんが、床にうんちを落としたことを説明したあとに、見る?と聞きました。うんちの写真を送っていいか、だめか、聞くことにしたのです。そうしたら、パパと友達は、見る、と答えました。だから、ごはちゃんの、巻きうんちみたいなうんちの写真を送りました。おっかは、見ない(笑)、と返事がきました。だけど、その日の夜に、家で、パパと私が、ごはちゃんのうんちの話で盛り上がっていたら、結局おっかも、ごはちゃんのうんちを見ることになりました。

 

<ご近所さんの生活>エッセイ漫画
前のお話はこちら

 

武井 怜

1988年生まれ。現在、両親と猫と千葉県市川市在住。動物、お笑い、海外のコメディ、甘いもの、お相撲などが好き。コミックエッセイ『気にしすぎガール~この世のあらゆる物事に気を遣いすぎる女の日常~』(KADOKAWA)発売中。

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